後発薬3社が最高益
4~6月、普及促進策追い風
2015/8/11 3:30 日経朝刊
政府の利用促進策を背景に後発薬メーカーの業績が好調だ。10日までに出そろった沢井製薬、日医工、東和薬品の大手3社の2015年4~6月期連結決算は純利益がそろってこの期として過去最高を更新した。
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日医工は10日、4~6月期の連結純利益が22億円と前年同期比2割増えたと発表した。政府が医療費削減の一環で後発薬の使用を促進しており、売上高が350億円と15%増えた。同日発表した東和薬品の連結純利益も22億円と75%増の大幅増だった。売上高が194億円と18%増えたうえ、デリバティブ評価益など4億円を営業外収益に計上した。
後発薬シェアで日医工とトップを争う沢井製薬も6日に純利益が48%増の50億円となる決算を発表している。連結売上高は17%増の293億円だった。
現在、後発薬の普及度合いは5割強だが、政府は「20年度末までのなるべく早い時期に8割以上」との目標を掲げる。
4~6月、普及促進策追い風
2015/8/11 3:30 日経朝刊
政府の利用促進策を背景に後発薬メーカーの業績が好調だ。10日までに出そろった沢井製薬、日医工、東和薬品の大手3社の2015年4~6月期連結決算は純利益がそろってこの期として過去最高を更新した。

日医工は10日、4~6月期の連結純利益が22億円と前年同期比2割増えたと発表した。政府が医療費削減の一環で後発薬の使用を促進しており、売上高が350億円と15%増えた。同日発表した東和薬品の連結純利益も22億円と75%増の大幅増だった。売上高が194億円と18%増えたうえ、デリバティブ評価益など4億円を営業外収益に計上した。
後発薬シェアで日医工とトップを争う沢井製薬も6日に純利益が48%増の50億円となる決算を発表している。連結売上高は17%増の293億円だった。
現在、後発薬の普及度合いは5割強だが、政府は「20年度末までのなるべく早い時期に8割以上」との目標を掲げる。